iPad上で作ったファイルをWindows PCにコピーしたい
WWDC19でiPadのUSBメモリ対応が発表された。このニュースを見て、以前あれこれ苦労したのを思い出した。なお以下の手段はかなり使用環境や好みに依存した話となる。
結論から遡って書いて行くと、Android端末にFTPサーバーアプリを導入することで解決した。私の場合はMedha Apps製「無線LANのFTPサーバー Wi-Fi FTP Server」というアプリを使っている。
要するに私は普段Android端末とiOS端末の2台持ちなのだ。
iPadからAndroid上のFTPサーバーにファイルをアップロードできさえすれば、Android上からWindows PCにファイルをコピーする方法はいくらでもある。USBケーブルで繋いでもいいし、Android端末なら今すでにUSBメモリを使うこともできる。
なおiPadからAndroid端末にファイルをアップロードする際にはReaddle製の「Documents by Readdle」というアプリを使っている。
この手段にたどり着くまでの試行錯誤と感動体験の話
iPad Proの登場で、私の仕事は一部iPad上でできるようになった。MacBook Airにも大きな不満はなく、なで回したくなるほど可愛いマシンなのだが、やはりiPadだけ持ち歩けばいいとなると身軽さが違う。
ところがiPadではUSBメモリが使えないのだ。もちろんLightning対応のUSBメモリなどは売られている。しかしそれらは専用のアプリを使って画像、音楽、PDFなど種類を限ってコピーできるようになっている。(実際一つ購入して試してみた。拡張子を偽装して画像ファイルのように見せるなどやってみたがやっぱりダメだった。)
なので、作成したデータを出先で共有するのは非常に面倒だった。データをクラウドに上げるわけにはいかないし、それこそMacBookでも一緒に持ち歩いてファイルを吸い出さないといけない。しかも、私が常用している上記「Documents by Readdle」で管理しているデータは、iTunes接続ではコピーできないのだ。元々WiFi経由でクラウドやNASとやりとりするアプリなので。
むむ?じゃあNASにアップロードできればいいよね?……ひらめいた!ポケットWiFiでファイルサーバ機能付きのやつがきっとあるはず!
検索してみると実際3〜4製品ほどあった。しかしいずれも評価はイマイチ。その上2010〜15年頃の製品ばかりでその後継機が出ていない。(結局買わなかったので列挙は省略する。)
そこで一旦諦めたのだが、ふとした機会に上記Androidアプリを見て、「なーんだ!ポケットWiFi(=Android端末)はいつも持ち歩いてるじゃん!」とまさに目からウロコ、ちょっとした感動体験だったのを思い出したので書いてみた。おしまい